君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

好きなもの好きといえる勇気だけは手放したらダメだよ

気づけば長い間、ブログを更新していなかった。生活環境が変わったりしたこともあって、優馬くんからも、ジャニーズからも距離を置き、もはやオタクと呼べるのかも怪しい中で、私は今渦中のジャニーズ事務所をどこか遠くから眺めている気がする。

ジャニヲタというアイデンティティを人生の半分は背負っているけれど、今は少し距離が出来ているからこそ、冷静な気もするし、逆にあまり考えないようにしているとも言える。

でもそんな私にとっても、それくらい「廃業」というワードは、あまりにも現実味がなく、呆気なかった。一瞬にして「ジャニーズ」という名前が、「加害者」として呪いのようにタレントに纏わりついたこの現実が、やっぱりどうしても信じられなかったし、信じたくなかった。そうなった今になって、ああ離れていても根っからのジャニヲタなんだなあととてつもない喪失感を感じてしまっていた。

ファンという受け取り側ですら、この虚無感とどう向き合えばいいのか分かっていないのに、今まで当たり前のように「ジャニーズ」というプライドを背負ってきたタレント達はこのスピード感の中でどうやって折り合いをつけているのだろう、と思うと胸がギュッとなる。痛い言葉しか浴びせられない四面楚歌のこの状況で、彼らに寄り添えるのはファンしかいないのだけれど、そんな当たり前のことすら狭められているような状況が歯痒い。

 

もちろん問題になっていることは、許されることではないし、あってはいけないことで、本当ならばご存命のうちに決着をつけていて欲しかった。負の遺産をタレント達に残さないで欲しかった。それにいなくなった今だからこそ言えるような状態であったこと自体も、取り返しがつかなくなってしまった一因だと思う。これからの対応としても真摯に誠実に向き合っていくべきだとも思う。

ただその事実と今全タレントが置かれている状況が、強く結びついてしまうことがすごくすごく残念だ。彼らの努力と愛社精神を誰よりも知っているから、その気持ちの居場所がなくなってしまっていることが何よりもつらい。事務所と一心同体同然で生きてきたことが、ここでもこんなに活かされてしまうなんて。本当は感謝もあるはずなのに、思い出もいっぱいあるはずなのに、もう「許さない」の態度でしかジャニーさんと向き合えない。彼らの純粋な思いに、「どのジャニーさんが本当だったのか」という不純物が混じってしまう。そう考えると彼らの傷だってまた深い。当事者や彼らに比べれば大したことではないけれど、それぞれのファンだって、最初は馴染まなかったのに自担の名前の次に多く呼んで愛着の湧いたグループ名と突然決別しなきゃいけなかったり、どこにも味方がいないような場所で悲痛な顔をしながら意見を求められている姿を見なければならなかったり、次々と活動の場所を奪われていく推したちに何も出来なかったり、無力感を感じる瞬間がたくさんあって悲しかったと思う。この状況を受け入れる時間は、応援してきた時間分と同じくらい必要なのに、目の前で繰り広げられる現実は全然待ってくれない。推しが前を向いていても「ファン」として受け入れがたくて、動けない人もたくさんいたはず。なんで同じように前を向けないんだろうと落ち込む日もあったはず。

 

そう考えると本当に本当に許されないことをしたと、誰もを不幸にする行為で、重罪だと思わざるを得ない。そしてもういないから責めることも、責任を取ることもできないことが1番罪深い。

 

もういない人が残していった一連の出来事だけど「ジャニーズ」=「加害者」になったのは紛れもない事実で。 そうなると加害者のみに責任の所在を要求するだけでなく、加害者遺族と同じように、タレントたちにも同じ罪が課せられてしまうのだなと。そう思うのはファンの贔屓目だと、甘やかしだと言われても仕方のないことだと思うけど、広範囲にわたる贖罪に途方もなさを感じている。被害者への補償は当たり前だとして、そのほかは誰に対しての責任なのか、何に対しての配慮なのか、名前を変えれば何が変わるのか。すべての人が納得する答えはきっとないけど「どこかで落とし所やオチがないと終わらない」世間や大衆への見せしめなのかな、とも思う。

それは今の状況を見て痛いくらい分かったから、彼らが腹を括って罪を償ってくという落とし所を引き受けたこと、被害者や芸能界に対してジャニーさんを許さない、決別すると約束したこと、そのすべてで終わらせて欲しい。私たちも彼らの変化を、覚悟を一緒に受け入れるから、周りもその変化に対応して欲しい、新しい彼らを受け入れていくという形で「責任」をとって欲しい。新しい場所では、ジャニーさんの罪を背負った人たちではなくて、1人のタレントとして見て欲しい。そうでなければ、それくらいの見返りや対価がなければ、もう本当に残っていけなくなってしまうから。そうやって一生許されないんだと彼らが絶望してしまうのだけは、絶対に絶対に嫌だから。世間、マスコミ、テレビ局、その他諸々が許しのフェーズに進んで欲しいなと思います。彼らが提示した覚悟に見合った判断をしてくれること、芸能界で生き続けていく彼らの居場所を作ってくれること、今回の対応で何度も絶望したけど、彼らが生き残りたいと願うなら、もう一度信じてみないといけない。それでも許されないとしたら、そんな場所に彼らがいる方がきっと嫌になってしまうのでこれ以上「ファンと推しの時間」を奪わないで欲しいと思います。色んなしがらみに邪魔されず、ただ「好き」の感情だけで推しと過ごせる時間が一秒でも早く戻ってきて欲しいです。

 

まあこうやって一介のファンがどれだけ気を揉んでも簡単に片付く話じゃないし、半永久的にひとつひとつ解決をしていかなければいけないことだから、私たちに出来ることは変わらずに一緒に歩いて行くことだけだけど。

 

ひとつこれだけは残しておきたくて。目に見えるように言葉にして、忘れないようにしたくて。前置きにしてはえらく長々と書いてしまったけど、今日は本当はこれだけを言いたくて、久しぶりにここに来た。

 

私が優馬くんに出会えたのは紛れもなくジャニーさんのおかげで。優馬くんが17年前の今日、ジャニーズ事務所を選んでくれたおかげ。それだけは世間がどれだけ否定をしたって、ジャニーさんを糾弾したって紛れもない事実で。「ジャニーズ事務所に入って良かったと思います」と初めてのソロコンサートで嬉しそうにはにかんだ優馬くんをなかったことにはしたくない。そんな優馬くんがいたこと知ってるのは、誇りに思っていいのはもうファンだけだと思うから、それだけは大切にしていこうと思う。好きなものを胸張って好きといえる、そんな後ろめたくない自分でいることが、ほんのちょっとでも優馬くんの、それから彼らの力になっていればいいなと思う。そして、これから何を選択しても、どんな行き先でも、何も間違いじゃない、勇気ある選択だよと伝えられる優馬くんのファンでありたい。

 

この記事を書くために久しぶりに自分のブログを読み返しながら、改めてそう思いました。自分で言うのもなんだけど、ひとつひとつの記事が優馬くんへの思いで溢れているし、その中で綴ってきたジャニーさんへの思いも決して嘘ではないから。私のアイデンティティとしてこれからも読み返していこうと思います。

私は今はもう高い熱量で応援してるわけではないけど、一介のファンに過ぎないけど、なんだかここにもファンはいるんだよ、今でもジャニーズが大好きだよと声にしたくなっちゃった。きっとどこにも届かないけど、いや本当はたまたま読んでくれたどこかの誰かに届いて欲しいと思ってるから、一人でも多くのファンが今を彼らと一緒に乗り越えて、また楽しい時間を過ごしてくれたらいいなあ。もうね、そう思うくらい、ジャニーズと同じくらい、ジャニヲタという生き物が好きです、私は。考え方も、寄り添い方も、受け入れ方もそれぞれでいいし、どの選択にも間違いはないけど、推しを見るのが辛くなるのだけは悲しくなっちゃうから無理して全部見ずに、ね。好きなコンサートDVD、ドラマ、映画とか1番ビジュが良いやつ見て自衛してこうね。

 

誰に話しかけてんだって感じだけど笑

 

 

自分で残した思いを読んで、改めて優馬くんがジャニーズを選んで、いまだに残っていることすべてが奇跡的だなと思います。優馬くんが最初から俳優としてこの世界に居たら、私は見つけられただろうか、こんなに惹かれていただろうか、と思うと答えはNOだから、私が初めて出会った優馬くんが「ジャニーズアイドル」だったこと、一生感謝するし、ずっと覚えていると思います。後にも先にもあんなに熱心に一途に応援したアイドルは優馬くんだけ。

 

sea813.hatenablog.com

 

今もこれからもずっと、ジャニーズ事務所を選んだ優馬くんが大好きだし、誇りに思うから、今日のジャニーズ入所17周年もお祝いします。重岡くん、流星くん、康二くんと同期が3人もこの世界に残って、今でも交流の続くかけがえのない出会いをしたことは絶対に優馬くんの人生を豊かにしてると思うから。だから、優馬くんと出会わせてくれたジャニーズ事務所には感謝しかないです。「ジャニーズ」だから好きなんじゃなくて、優馬くんが「ジャニーズ」を好きにさせてくれた。改めて私の人生を楽しくしてくれてありがとうございました。新しい場所は、何よりも今残っているタレントたちの意思を最優先するものでありますように。そして優馬くんの17年間のジャニーズ人生が、これからの人生に有意義なものになりますように。

 

優馬くん、重岡くん、流星くん、康二くんジャニーズ入所17周年おめでとう。そして17年間本当に本当にありがとう!!!!!