君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

まぶしい瞬間は永遠に

10年前の今日、中山優馬w/B.I.Shadowとして優馬くんはデビューを果たした。関西ジュニアとして見てきた優馬くんが東京の子たちと一緒にいる姿はどうも慣れなくて、でもドラマにバレーボールにとめまぐるしい日々に置いてかれないように必死だったのが昨日のことのようだ。

今は影も形もなくなってしまったグループだけど、全員が今もジャニーズのアイドルとして活躍してるのは奇跡だと、ここ数年で思い知らされている。

久しぶりに、悪魔な恋のPVを引っ張りだして見ると、まだ幼くて少年になりたてのような透明感が眩しかった。あの頃は色んな想いがグルグルして、流れるように聴いていたけど、改めて聴くとこの一瞬、今この瞬間を切り取ったエモーショナルなデビューシングルがとてつもなく愛しく思えてくる。この曲と一緒に、あの頃の優馬くん達も宝物みたいに大事に大事に閉まっておきたくなる。10年経った今、また違った魅力を、もう二度と戻らないからこそ感じる儚さを愛しく思える。

そして、この10代の一瞬の瑞々しさと美しさを、まだ未完成な少年たちを、見つけて磨いてエンターテイメントに昇華させる、ジャニーさんの凄さを改めて思い出した。そんな凄い人がいなくなったこと、ジャニーさんの創るエンターテイメントをもう受け取れないこと、日に日にじわりじわりと寂しくなってくる。

ジャニーさんが亡くなったことをたくさんの人が悲しんでいた。所属タレントの涙をたくさん見たし、多くの芸能人がジャニーさんに言葉を紡いだ。それは悲しいけれど、同時に凄いことだなと感じた。死を嘆く人が多くいるということは、生きていた時間にたくさんの人の心を動かしていたということ。まさにジャニーさんの生き様そのものだなと思った。ジャニーズ事務所だって、タレントとビジネスとしてではなく、人と人として関わる社長がトップにいたからこそ、長く芸能事務所として生き残れたのだろうなと思う。私はそんなジャニーさんを通して、死ぬということはその人の生き様を映すものなんだなと知った気がした。厳密に言えば、全く知らない会ったこともない人だけど、人生の結末を、こんなにも温かく迎えたジャニーさんを尊敬する。

そして、そんな人に優馬くんを見つけてもらえたこと。優馬くんに夢を与えてくれたこと。それから私に出会わせてくれたこと、すべての必然にたくさん、たくさん感謝している。優馬くんがいたから、ジャニーズがあったから、毎日幸せで、私の人生は青春も大人になってからもジャニーズと一緒にある。年々優先順位が変わっていても、いつでも私の元気の源はここだと、ずっとそばにいると感じる。だから、これからも優馬くんと一緒に、嬉しいことも悲しいことも知っていきたいなと思う。そしてジャニーさんの「信じる力」いつか私も、ちゃんと強く持っていられるような人になりたい。

10年前、キラキラ輝いていた少年たちは、年齢を重ねても違う魅力で今も私を楽しませてくれる。こうやってジャニーさんが信じた人たちが届けるエンターテイメントを、私はこれからも楽しみにし続けたいと思います。でも今日だけは悪魔な恋を聴いて、あの頃に戻ろうかなあ。

 

ジャニーさんありがとうございました。

愛しています。