WOWOW連続ドラマW『北斗‐ある殺人者の回心‐』
私はこれから何を目撃するんだろう。どんな優馬くんと出会うんだろう。
いや、優馬くんではない、北斗くんか。
朝からものすごいスピードでまわるツイッターのTLを見ながら思っていました。
優馬くんにドラマのお仕事が来た。
優馬くんがドラマのお仕事をするのは、スモーキング・ガン(2014年4月クール)以来約3年ぶり、さらに主演ドラマはPiece(2012年10月)以来約5年ぶりとなる。
思えば長らく優馬くんがドラマで演技しているところを見ていなかった。
それが今回、久しぶりのドラマ。これまたすごい役を射止めていた。
優馬くんは今年5月に行われていたオーディションに勝ち抜いて、このドラマの主演に決まったそうだ。
撮影自体は曇天に笑うの撮影が終わった直後からちらほら噂は聞こえていて、本当だったらいいな、はやく解禁されるといいなと思ってはいたが。
いざ解禁されて、すぐに公開されたビジュアルや特報の映像やコメントを見ると、衝撃的なものばかりで。知らない間に優馬くんがこんなに身も心も削っていたなんて。
決して手放しで万歳して楽しみと言えるような明るいドラマではないけど、優馬くんがオーディションを受けてまで挑んだ作品を見れることはすごく嬉しいしやっぱり幸せなことだ。
優馬くんが北斗とどう向き合ったのか。北斗としてどう生きたのか。
知りたい。優馬くんを通してみる北斗を知りたい。
デリケートな題材なだけに、きっと苦しい部分が多いだろう。理解に苦しむこともあるだろう。幸せな誰かの後ろに隠れて見えない世界の話。でも確実に、この世界のどこかで今も起こっている話。普通なら想像すらできないのに現実に存在するからこその難しさがある。でもこの作品は確実に優馬くんのこれからの肥やしになる。新しい、まだ見た事のない優馬くんが見れる。そんな気がします。
と同時に、気が引き締まるような思いもある。
この物語が優馬くんに託されたと言う事は、北斗の人生を生きると言う事は、相当の覚悟と責任が伴っているだろうなと思う。
大変という言葉では片づけられないだろうし、題材の重さや大きさも並大抵ではない。
だけどそれと同じくらい意義のあるものだと思います。
ドラマって楽しむためにあるものだけど、きっとそれだけじゃなくて。
今この世界で起こっていることや、本当は知っていなければいけないのに知らずにいたことを伝えたり、考えさせるためにあるものでもある。
そういうことで言えばこの「北斗」という作品は、見る側にも膨大なものを受け取れるドラマになるのではないかなと思う。
それから優馬くんをずっと見てきた私としては、優馬くんがきっと今持っているすべてのものを費やして、不安を抱えながらも挑んだ作品だから、受け取る私も今私が持っているものすべてを費やして、目をそらさず見ないといけないなと思っています。
この作品を撮り終えたことが僕の誇りです、と言える優馬くんを私も受け止められる人でありたい。優馬くんが全身全霊をかけて挑んでくれたから、今度は私の番だなと思っています。
これを見終わったとき、世界も、私も、優馬くんも変わっている気がするんです。
この作品が優馬くんの、私の、大きなポイントとなると思うんです。
作者、監督、スタッフさん、WOWOW、それぞれに大きな思いがあるこの作品に優馬くんが主演できることを改めて誇らしく思うし、期待しています。
どうか、すべての人にとって少しでも世界が変わる出来事でありますように。
中山優馬が殺人犯に!石田衣良「北斗」を瀧本智行がWOWOWでドラマ化 https://t.co/dcT2AtFqrq #中山優馬 pic.twitter.com/kAhPOU7llL
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2016年10月31日