君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

プレゾンからみる屋良くんと優馬くん

もうすぐ、いつか優馬くんにミュージカルを!
と夢見てたことが叶う。
もう今年の終わりには叶ってしまう。夢みたいだ。
しかも、同じ舞台に屋良くんがいる。夢みたいだ。
優馬くんが師匠と慕う屋良くんがそばにいて、主演を張る。
夢みたいだけど、夢じゃない。
その夢を自分で目撃する前に、2人が出会った思い出の舞台「プレゾン」と「やらゆま」について、ちょっと記事にしてみたくなった。

  • 歴史は、 2010年から始まる。

少年隊さんから引き継いだPLAYZONEは、
今井翼くんを筆頭にジュニアたちの舞台となった。
そこに特別出演という形で参加したのが、
大阪からやって来た当時16歳の優馬くんだ。
屋良くんは少年隊さんがやってる頃から、PLAYZONEに関わるいわばPLAYZONEの大先輩だった。
当時の2人がこちら。
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屋良くんはビジュアルは全体を通して変化は少ないけど、優馬くんは変化の多い10代だからか、この時初めて、髪を茶色に染めて前髪を切っていて、プレゾンで1番美少女感強めの仕様になっている。
こうしてみると優馬くんが本当に幼くてまだこどもで、こんな時に2人は出会ってるんだなあと感慨深い。
この時関西からひとりでやってきた優馬くんは、舞台も初めて、ダンスも苦手という不安要素ばかりを抱えていて、あまり笑わなかったそうだ。
そんな優馬くんを笑わせてくれと事務所に頼まれた屋良くんは、いつでも優馬くんを気にかけてくれた。
もうこの時から、屋良くんはお兄ちゃんみたいな人だった。
後に屋良くんはこの時の優馬くんのことを、「まったくダンスをするイメージがなかった」と語っている。
同じように、私にもなかった。むしろ苦手なら無理しない方がいいとすら思っていた。アイドルって上手に踊れなくても、パフォーマンスとしては成立すると思ってたから。だから、優馬くんには必要ないと感じていた。
実際優馬くんも「僕は踊りが好きじゃありません。」とハッキリ言っていたようだし、優馬くんにとっての「ダンス」は、言われたことをただやるだけ、真似するだけのものだったらしい。
でも、この時の優馬くんは、それはもう必死だった。急にレベルの高い現場に振られ、ダンスの玄人に囲まれる、そんな場所で一生懸命手足を大きく広げ、ステップを辿りながら16歳の子がひとりで戦う姿はがむしゃらに映った。
ちなみにふたりはこの時以来、約6年ぶりに今回のミュージカル「CROSS HEART」でお芝居の共演をすることになる。
もっとやってそうな気がしたけど、演技の共演は1度しかないというのが改めて驚いた。

  • そして2011年からの、歌とダンスだけのショーとして生まれ変わったプレゾンにも2人は出演している。

2人でのパフォーマンスはないが、屋良くんも優馬くんも、自分がメインの曲がそれぞれあり、TravisJapanの前身・JR.Aや、ふぉ~ゆ~などとパフォーマンスをすることが多かった。

  • ふたりでのパフォーマンスでは、2012年のプレゾンでのスシ食いねェ!がある。

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この時から優馬くんは「ダンスは苦手だけど、楽しくなってきた。」と語るようになり、さらに屋良くんは「優馬が「楽しくて笑えてくる。」と、袖で言ってた」と嬉しそうに語っていた。
最初は好きじゃなかったダンスにどんどん楽しみを見出していく姿は新鮮で、また優馬くんは新しい武器を吸収したんだなあと嬉しかったのを覚えている。
さらに、2012年はプレゾン以外でも関わりがある。優馬くんのソロデビューシングルの振り付けを屋良くんがしてくれたのだ。今となっては恒例のタッグだが、その始まりはMissing Pieceだった。
当時SHOCKに出演していた屋良くんは、忙しい中でも「優馬(のため)ならいいや」とこもりっきりで振り付けを考えたそうだ。
この話は後から聞いたのだが、この時からもうすでにこんな信頼関係が出来ていたんだなーと思うと胸が熱くなる。
そして今振り返ると、こうしてプレゾンだけでなく、優馬くんの活動にも屋良くんが関わってくれたことで、ふたりの距離が一気に縮まったと個人的には思っている。
「やらゆま」という確立されたタッグはここが始まりなんじゃないかと、ファンとしては勝手に見立てている(笑)


  • それから翌年の2013年。

この年は優馬くんにとっていちばん忙しかった年だったと思う。
夏ドラマの2番手として出演しながらの舞台で、撮影と青劇を行き来する日々だった。
それでもこの年からプレゾンは優馬くん、翼くん、屋良くんの3人で並ぶフォーメーションになっていたのだ。
前年は佐藤アツヒロくんがいたので、4人で並ぶことも多かったが、やっぱり前に立つのは翼くんや屋良くんだった。それが2013年からは、3人が横並びで踊る曲が格段に増えた。
プレゾンに出演して4年目になる優馬くんが、翼くんと屋良くんに並んでいる姿は、なんとも言えないものがあった。
探すのがやっとくらいの後ろで一生懸命踊っていた幼い優馬くんが、大人の顔つきをして、2人と並び堂々とステージに立つのを見た時「ああ、ここまで来たんだな」とすごく感じた。
そんな優馬くんにとってすごく大きな節目だったような気がする2013年プレゾンは、なんといっても「水の帰る場所」だろう。
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優馬くんの曲の中でも、落ち着いたどこか寂しげのある曲に、屋良くんがコンテンポラリーダンスを振り付けたパフォーマンス。
見てもらえば分かるが、すごく異質だ。ここだけ違う世界かのようにも思える。
全体の流れで見ると切り離されたような感じがするが、決してプレゾンから浮いてないのがすごいなと思う。
屋良くんも、このパフォーマンスを舞台でやっていいのか悩んだそうだ。
でも優馬となら出来る、と取り入れることを決めてくれた。
だからトラヴィスが振り付けをすることが多いプレゾンの楽曲で、これは屋良くんの振り付けとして披露された。
もともとの曲自体に世界観が強いが、それに上手く寄り添うように付けられた振りは、ゆっくり静かにそれでいて力強く、身体に流れ込んでくる。
そんな、不思議なパワーのあるパフォーマンスになっている。
確かに優馬くんと屋良くんならではの、とても存在感のある独特なパフォーマンスだと思う。
ふたりの持つ力が合わさった、真骨頂だなと思う。
だから私はこの「水の帰る場所」がいちばん好きだ。この物語がだいすきだ。
ダンスって何かを表現する手段なんだ、と改めて感じることの出来るクオリティーの高いショーだった。

  • こうした2013年を経た翌年、2014年のプレゾンは、もう優馬くんは本当堂々と、翼くんと屋良くんと並んでいた。

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いつの間にか10代を終え、20歳になっていた優馬くんに、もうあの頃の幼い面影はない。
屋良くんとも、くだけた口調で話し、プレゾンカンパニーとは家族のような関係になっていた。
こんな未来があるなんてなあ、と思うがぜんぶ優馬くんの努力なんだろうなあと思う。
そしてそれをずっと一緒にいて見てくれていた屋良くん。
この頃には優馬くんのシングルは屋良くんが振り付けすることが恒例となり、特典の映像にも普通に屋良くんが映ることも(笑)
プレゾン期間中にGet Up!の振り付けと、MV撮影をしていた映像には師弟としての「やらゆま」が見える。
振り付けも、MV撮影も、音楽番組の収録にも必ず参加してくれた屋良くん。たぶん優馬くんにとってはこれ以上ないくらい頼もしくて、安心だっただろうなと思う。
(誰に振り付けをしても、必ず収録にも参加するらしい屋良くんは改めてストイックだなあ。)
もうプレゾンだけではない関わりで、屋良くんも「自分が優馬の年のときに出来なかったことをぜんぶさせたい。」と言ってくれていた。

  • そして最後の年、2015年。

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この年のプレゾンは、冬だった。最後の青山劇場。
なんとも言えない寂しさと、悲しさのなか、最後のプレゾンも夏と変わらず熱くて力強かった。
翼くんの体調が心配な中、幕の開けたプレゾンだったが、3人でまた踊る姿を見れたのは嬉しかった。
でも体調を考慮して、翼くんが出ない時もあり、その時は屋良くんと優馬くんの2人が前に立っていた。
これもこれですごい光景だなあとぼんやり思ってた。
あの屋良くんと、同じ場所に立ってる優馬くんに改めて胸が熱くなるというか。普段は師弟関係のような「やらゆま」だけど、同じ場所に立つときは、カンパニーの仲間として存在しているように見えて嬉しかったなあ。
確実にこの6年間のプレゾンの中で、優馬くんが屋良くんと出会えたことは大きかったと思う。
大先輩だけど、気さくで飾らず自然体だから、優馬くんも遠慮したりせず距離を縮められたんだろうし、屋良くんが歩み寄って同じ位置にいてくれたからこんなに仲良くなれたんだろうと思うと、本当にすごい人だなあ。
さらに2015年は、優馬くんのソロコンにもプロデューサーとして携わってくれて。
ドキュメンタリーで優馬くんのことを話す屋良くんを見ていて、本当に優馬くんのことちゃんと見てるんだなあと思うところがいっぱいあって、愛情を感じた。
そしてそれと同じくらい優馬くんが、信頼して尊敬してるのも伝わってきて、本当にいい関係なんだなあと言うのも感じた。

そんなプレゾンからソロコンを経たふたりが、次に仕事するときが楽しみだなーとぼんやり思っていたら、今年もまた屋良くんとのお仕事が決まった。W主演でのミュージカル。
優馬くんにとって初めてのミュージカルに屋良くんがいることは、安心感もすごいけど、同じステージに立つのは緊張感もすごいんだろうなあと思う。
でもすでに始まっている雑誌などでの露出で、色々な対談を読んだけど、読めば読むほど楽しみになる。
玉野さんが優馬くんが先輩(屋良くん)に対して遠慮するんじゃないかと心配してるという話が出れば、「それはないですね」「だってこいつご飯とか食べに行くときもなんも遠慮してねーもん(笑)」といい意味で遠慮のない2人の関係性が見て取れるし、演技での共演は久しぶりだから嬉しいと言い合う姿はこっちまで嬉しくなる。
もともとこのミュージカルの話は、優馬くんがファーストアルバムを出した時(2014年秋頃)にはもう既にあったそうで、それから約2年の時を経て実現しているそうだ。
その間にプレゾンが終わり、屋良くんはミュージカル数本に主演し、優馬くんもストレートプレイの舞台を数本こなした。
私は実現までに、この間があって良かったなあと思う。
プレゾンが終わり、一緒の仕事も少なくなったけど、お互いそれぞれ舞台の経験も積んで、ソロコンも成功させて、という流れがあってからの共演で良かった。
これを経て久しぶりにステージに立ったときに、ちょっとでもこいつ成長したなと思えるような。
屋良くんに刺激を与えられるような。
そんな優馬くんだったらいいなと思う。

それと、私はずっと、思ってたことがある。
優馬くんにとって、屋良くんといることはメリットでしかないし、与えてもらうものしかない。
だけど、屋良くんは?
屋良くんにとって何か優馬くんがメリットになることってあるんだろうか。
優馬くんは屋良くんに何をあげられるだろう。
需要と供給は釣り合ってるのだろうか。
私が気にすることじゃないけど、それがとても疑問だった。
だけど、この舞台関連での対談で、屋良くんが最初に振り付けしたくれたときに「優馬ならいいや」と思ったと聞いて、すごくハッとした。
そういうことじゃないんだなって。
私が利益とかそういうことばっかり気にしてるだけで。
屋良くんは、本当に器が大きい人だ。
たとえ多少自分に利益がなくても、きっと「優馬ならいいや」って言える人なんだと思う。
だからこそ、優馬くんも尊敬するし、たくさんの人がついていくんだろうな。
そういう人だから、優馬くんも好きなんだろうな。

でも対談の中で、ちゃんと需要と供給もあるんじゃないかと思ったものもあった。



完璧な関係性だなと思った。
屋良くんも振り付けていて、優馬くんの勘の良さを気持ちいいと思っていて、さらに優馬くんは優馬くんで「屋良くんだけに見えてる世界をみたい。」と思いながら踊ってるんだと思うと、すごい関係だなあと思う。そして屋良くんのダンスについて、こんな端的で美しい言葉で語れる優馬くんのセンスがほんっとにすきだし、屋良くんの簡単には感じられない先を見たいと感じさせる感性を信頼している。
そんなふたりが舞台の上で共演する。
きっと、すごい化学反応が起こる気がする。
まだ見た事のない新しい「やらゆま」が見れる気がする。
個人的に、プレゾンは見たことがないので、屋良くんと優馬くんが同じ舞台にいる姿を見ることが、初めてになる。
初めて並んだふたりを見た時、自分がどう感じるのか、どんなパワーが見えるのか未知数でワクワクするし、期待と信頼しかないので楽しみだ。
そしてなにより、プレゾンでしか共演経験のないふたりが、稽古や本番を共にして、そこでほぼ初めてのお互いの姿を見て、何を感じてどう思うのか、それが聞けるのを楽しみにしている。
それいゆでの辰巳くんと優馬くんで、プライベートも仲の良いふたりが、仕事を一緒にすることは感慨深いなと思ったので、屋良くんと優馬くんのコンビも楽しみしかない。

ありがたいことに、ライブバージョンもミュージカルバージョンにもお邪魔する予定だから「やらゆま」の魅せる、新しい世界をこの目で見れることに本当にワクワクしている。
もう稽古も始まっていて、ライブバージョンはもうすぐ開幕だが、今日の屋良くんのウェブ連載では「今日は可愛いユーマがいないからなあ」とボヤいていて、やらゆま好きとしてはニヤニヤせずにはいられなかった。
手帳もお揃いとアピールしてくるリア充ブログみたいな屋良くんの連載嫌いじゃないよ!大好きだよ!
そんなだいすきなふたりが、同じ舞台に立つのをこの目で見れるまであともうすこし。
3月に発表されてからまだまだ先だと思ってたのに、もうすぐそこまで来てるんだから、きっとここからはあっという間だ。
それまでこの記事を読み返して、士気を高めようと思う。(何のだ)
というわけで、やらゆま好きによる、やらゆま好きのための記事でした。