君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

「友達」

菜々ちゃんの23歳のお誕生日。そして菜々ちゃんが卒業する日。
そんな素敵な記念日に、私は何度も「友達」をリピートしている。
菜々ちゃんの卒業発表を見たその瞬間に「山田菜々」の今までと卒業までのこれからを猛烈に見てみたくなって、それから真っ先に動画サイトで菜々ちゃんの動画を漁った。
そして一番最初にたどり着いたのがコレ。さや姉と菜々ちゃんによる「友達」です。


友達 / NMB48 山田菜々、山本彩 - YouTube

私はこの時初めて、菜々ちゃんが歌っている姿と声を聞いた。
少しか細くて、不安定で、それでいて誰とも混ざらなさそうな話し声と同じ、特徴的な高音。
これまた優馬くんを思い出した。彼の声もすこぐ特徴的だったからだ。優馬くんを初めて見たのはバッテリーだった。14歳にしては低くて落ち着いていて抑揚のない声。それがすごく心地よくて、私は一瞬で声にも惹かれた。
菜々ちゃんと優馬くんは「特徴的」の類は違うと思うが、どちらも引力のある他とは並ばない声の持ち主だと思った。
そして、菜々ちゃんと一緒に歌うのは山本彩ちゃん。
少しだけ低音で、しっかりとした芯のある歌声。
その二人の声がAメロとBメロでそれぞれ聞き取れる。

それから入るサビ。2人の声が合わさった瞬間。
ぶわっと急に心地よくなる耳触り。2人の声がとても良い化学反応を起こしていた。
菜々ちゃんの不安定な高音が一瞬で、さや姉の低音に寄り添って清涼感のあるとても透明なハーモニーになる。
それはとても綺麗で透き通っていて、心地よい。
でもちゃんと2人の声が聴こえてきて不思議な気持ちがする。
全然違う声質なのに合わさると途端に寄り添って届くハーモニーは、まるで2人そのものみたいで。
サビを聴く度に泣きそうになった。
だけど何度も何度も聴いた。繰り返し繰り返しずっと聴き続けた。
それぐらい気持ち良くて。
歌詞も含め聴いてるだけで、2人のことが分かるような気がしてしまった。
決して近い距離じゃないし、ベタベタしてるわけでもない。
だけどきっとお互い信頼していて、何よりも誰よりも気持ちが分かるのかもしれない。
そんな少し微妙な距離を保っている2人を「友達」と名付ける秋元先生はズルい。
この距離を「友達」と表すのは少しくすぐったくて、恥ずかしいようなでも嬉しいようなそんなむずがゆさが絶妙で好きだ。
仕事仲間でもある2人に、こんなにハッキリ「友達」という関係を名付けた秋元先生はやっぱり天才です。

歌詞もお互いが歌うパートが相手への気持ちを歌っているように思えて。
2人の手紙交換のようなくすぐったい気持ちになる。
さや姉のパートは、
「私だけがつらいんじゃない何だか安心した」って歌詞が一番好きです。
菜々ちゃんのパートは、
「その胸に隠したもの 私もどこかにある」って歌詞。
どちらも相手をよく理解していて、ずっと一緒にいて、同じ悩みを抱えて歩いてきた2人の歴史があるみたいで胸がギュッとなる。

そして何より、この映像がとても美しい。
歌がいいのに、歌っている2人の姿はもっと良い。
2人とも噛み締めるように、時おり目線を交わしながら歌っているのがすごく良い。これぞ「友達」。

一番いいのはダントツで間奏。違う場所で歌っていた2人がそれぞれ歩いてきて、すれ違うところ。
目線を交わして、さや姉が何か言葉をかけてそれに答えるように柔らかく笑う菜々ちゃん。
だけど歌が始まってから、菜々ちゃんの声はどんどん不安定になって、震えていく。
この瞬間がたまらなく切なくて、寂しい。
グッと涙を堪えて歌う菜々ちゃんが歌詞を詰まらせた時も、さや姉はずっとしっかりした声で歌っていた。
菜々ちゃんが詰まらせた一瞬だけ、さや姉の声が伸びやかに響いて。それが余計に切なくて。
菜々ちゃんのおっきな瞳からこぼれ落ちる真珠みたいな涙が綺麗で。涙がこぼれても真っ直ぐ前を向いて歌い続ける菜々ちゃんがこの世のものとは思えないくらい美しくて。
ここだけで映画一本みたくらいに泣けた。
そして2人はまた歩み寄って近づいて。ステージの真ん中に立つ。
菜々ちゃんは胸に手をあてて必死に涙をこらえながら力強く歌っていて、さや姉はそんな菜々ちゃんをすごく優しい穏やかな瞳で見つめていて。
そしてゆっくり2人は前を向いて。
その時の2人の表情が本当に良い。美しい。
最後は、曲が終わると同時に2人とも同じタイミングで下を向いて、ゆっくり顔をあげる瞬間がたまらなく好きで。
これがさやななだと見せつけられた気がした。
ああ、やっぱりアイドルってどこまでいっても尊い。

と、いうただただ「友達」が好きなヲタクによる、「友達」の魅力全力語りでした〜〜〜〜〜〜!!!!
改めて菜々ちゃんお誕生日おめでとう!!!!!!!!!こんな素敵な歌をありがとう!!!!!