君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

life is dynamite、私の2020年

今年も気づけばもう年の瀬。体感が5秒な気もするし、永遠に終わらない気もした。私の人生の中で、一番思い出のない1年になるのだなあと漠然と思っていた。時間が止まった上半期を越え、少しずつ日常を取り戻そうと世界が回り始めていた時、それは何気なく、本当に何気なく、目の前に現れた。

 

忘れもしない、9月12日。THE MUSIC DAY。惰性でつけていたテレビが、突然眩しく光った。

'Cause ah, ah, I'm in the stars tonight
今夜僕は星の中にいるから

So watch me bring the fire and set the night alight
僕の火花でこの夜を明るく照らすのを見守って

そこに映っていたのは楽しそうに歌うカラフルな7人。ポップでキャッチーな音楽が耳にすぐ馴染んでいく。真っ暗な世界を、キラキラと輝かせるような、見守ってと一緒に明るい場所に連れてってくれるような歌詞も良くて。ジョングクが歌い始めた瞬間からめっちゃ良い曲やんけ〜!!!!!!と直感で感じた私のアンテナはまだ全然なまってなかった。

その日から私はDynamiteの虜になる。本当に毎日聴いた。エンドレスリピートで聴いた。Dynamiteで始まりDynamiteで終わる毎日で、ほぼ中毒だった。でも聴くだけで元気が出たし、仕事も頑張れた。どこにも行けず、誰にも会わず、ただひたすら職場と家を往復する日々の唯一の癒しだった。

 

そこから中の人たちに興味を持つのに時間はかからなかった。元々高校生の頃にBIGBANGをヌルッと追っかけていたこともあって、デビュー当時から彼らのことは認識していた。その頃はまだBTSという呼称はなく、バンタンと呼んでいた。BOY IN LUVをめちゃくちゃ聴いていたのを覚えている。あの頃の目の周りを暗く縁取り、刺々しいイメージだった彼らの面影はなく、楽しそうにじゃれあいながら歌う姿が微笑ましく映った。あの日以来、彼らの楽曲を聴くことが増え、ひとつひとつのパフォーマンスのクオリティに度肝を抜かれた。練習動画や歴代のMAMAやMMAを見ながらこの人たち毎日がプレゾンじゃん…とプレゾンの亡霊は親指を立てながら沼に沈んでいった。 もうそこは毎日がスペシャル。

 

そして自然と彼ら自身にも興味が至り、そこで思い知る。韓国アイドル、供給が尋常じゃないぞ。Youtube、vlive、Weverse…とにかくコンテンツが多い。毎日見ても追いつかない供給量。しかも色々と更新されていくから毎日めっちゃ忙しいよ(?)MVや練習動画だけでなく、バラエティ番組、ライブ映像、ドキュメンタリー映画、あらゆる方向から落としにかかってくるので、手を出したら最後。気付いたら何かしらのアプリを開いて動画を見る生活を送っていた。そうやって知っていくこの人たち、足音一つ乱れないカル群舞で魅せているとは思えないくらい個性の塊。普段足並みを揃え過ぎてる分、バランスを取るかのごとくみんな自由で突拍子がない。2人以上になればもれなくうるさい。いやもはや1人でもうるさく感じる。長男を筆頭にそれぞれ存在が騒がしい。ほぼバンタン幼稚園。黄色い帽子とスモックが見える。

 

そんな彼らのおかげで、家と職場の往復に、毎日1話ずつのタリョラバンタン(BTSのバラエティ番組)視聴が加わり、味気ない毎日に少しだけ笑う時間が増えた。Dynamiteがきっかけで他のパフォーマンスや楽曲にもハマり見ていただけのはずが、いつの間にかいつもギュッとくっついてワイワイ騒ぐ楽しい7人に元気を貰っていた。

끝이 보이지 않아 출구가 있긴 할까
終わりが見えない 出口はあるのだろうか

발이 떼지질 않아 않아 
足を踏み出せない 

잠시 두 눈을 감아  여기 내 손을 잡아

目を閉じてみて さあ僕の手をとって

저 미래로 달아나자 

あの未来へ抜け出そう

life goes on
人生は続く

Like this again
またこうやって

でもLife goes onを聴いて、ただ明るいだけの人たちじゃないことを知った。同じくらい優しい人たち。温度がある人たち。部屋を暗くして沈む日があっても、この人たちは絶対寄り添ってくれる。そんな信頼感を、BEのアルバムを聴いて感じた。どんなに凄くても、世界を席巻していても、彼らを近くに感じるのは、彼らがひとりの人間でい続けようと努力しているからだと思う。僕たちも一緒だよ、と伝える気持ちがアルバムにたくさん詰まっていた。

Dynamiteがひたすらに明るく激しい閃光だとしたら、Life goes onは部屋を柔らかく照らす間接照明だ。仕事に向かう時はDynamiteを聴いて元気をもらい、帰り道はLife goes onを聴いて1日頑張った自分を労わる、2つの光はそうやって私を支えてくれた。楽にしてくれた。今年はそんな音楽の力を人生で一番感じた1年だった。

 

同じくらいたくさん我慢した1年でもあったけど、だからこそDynamiteにもLife goes onにも出会えたし、出会えなければたぶん一生BTSを知らないまま過ごしたと思う。こんなプレゼントもあるんだから、2020年も捨てたもんじゃない。また好きなものが増えたから、楽しい時間が増えた。BTSのおかげで人生で一番思い出のない年が、彼らに出会えた意味のある特別な1年になった。それはとっても幸せなことだ。

 

優馬くんへの思いを綴るために細々と始めたこのブログに、まさか他のアイドルのことを書く日が来るなんて不思議。

年々、好きなものが増えていく。はじめは優馬くんへの好きを分散させているような気もしていたが、それぞれを育ててみると凄く楽しい。そうやってまた優馬くんに向き合ったとき、すごく原点に戻ってきた気持ちになる。安心する。今まで優馬くんにたくさんのことを求めたり、色々と考えたりしていたけど、一番大切なのは「好きでいること」だとここ数年で猛烈に感じた。そのために少し肩の力を抜くと、ずいぶん楽になった。

今のこの距離感がすごく心地よくて好きだ。今の自分が一番優馬くんのことを好きだと言える。どこに行っても、誰かを好きになっても、原点に戻ってくる自信があるし、優馬くんがどこかにいる。特別ってこういうことなんだろうな。ほら、最後は何故か優馬くんの話をしているしね(笑)

 

そうやって来年もその次も、1日でも長く好きでいれたらいいなと思います。そして来年こそ好きな人たちが好きなことを思いっきり出来て、できればその楽しい時間を一緒に共有できますように。

 

こんな一年でも楽しませてくれた、推したちに感謝と、そして来年もよろしくの意味も込めて。

 

ありがとうだいすき!

良いお年を〜〜〜!!!!!