君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

未来を越える今今今

去年の夏、初めて関ジャニ∞のライブを見に行った。
ずっと好きだった人たちに、画面越しで見てた人たちに、
会えた瞬間のあの高揚感と快感。
7人とも最高にカッコよくてしびれたこと、ずっと覚えていると思う。
だから今年も会えたらいいなって楽しみにしてたけど。
結果的に、私が生で見れた7人の関ジャニ∞はあの夏が最初で最後だった。
もっと大切に見たらよかった。もっとちゃんと焼き付ければよかった。
こうなること分かっていれば、なんて思い浮かぶのはタラレバばっかりで。
好きなアイドルが明日もアイドルをしてるかなんて、
約束されていないんだなあってこと、また思い知らされてしまった。
ずっと在り続けると思っていたものが突然なくなると、やっぱり呆然とするし、思考が止まる。
ここ最近で何度も思い知ったはずなのに、その度に寂しくなる自分に、全然学習できない自分に、少し笑ってしまう。
でもやっぱり、寂しいものは寂しい。
何度思い知っても、慣れないものは慣れない。
渋谷すばるのいない関ジャニ∞が寂しいって声に出して言いたい。
横山さんの「今日という日が来なければいい」は胸が痛くなるくらい、分かる気持ちだった。

だけど、寂しい気持ちと同じくらい、
すばるくんのことすごい人だなと思う自分もいる。
恵まれた環境も、慣れ親しんだ人たちも、置いていける強さが。
変化を恐れない、その強さが、本当にすごい。
「36歳を迎えて自分の人生を考えてみた」って当たり前のことを言ってるはずだけど、すばるくんの環境を考えるとそれが出来ること自体がすごいことだと思う。
きっとグループとして生きていくためには、折り合いをつけ時には「自分」より優先することが必要で。
それをしてきて関ジャニ∞で居続けた人が、30半ばをすぎた今、自分だけの人生にスポットを当てる。
グループの一員として自分が存在していることが当たり前の世界で、自分のことだけに焦点を絞る。
そうやって自分の目指す先を、改めて見つめ直すことはなかなか出来ることじゃない。
ましてや15年も走り続けてるんだから尚更。一旦立ち止まって考えることは、少なからず怖かったはず。
当たり前を、一から見つめ直すことって簡単じゃないはず。
そしてその決断を本当に行動に移すことは、絶対に並大抵じゃない。
たしかに「わがまま」なのかもしれないし、大倉くんに言わせれば「勝手な決断」なのかもしれない。
でも、それでも自分の人生を優先した意志の強さにすごいと思うしかない。
私は純粋に、今までの全てを覆してでもしたい事があるすばるくんが羨ましくなった。
1人の人間として、いいなあと思ってしまった。
だって普通に考えたら、人生でそこまでしたい事があるってすごく幸せなことで。それだけで大きい意味があること。
何の目標も持てず、やりたいことも上手く見つけられない、自分の才能に気づけない人がいる中で、すばるくんは「関ジャニ∞」と「自分の夢」、夢中になれることを2つも見つけている、とんでもない人だと思う。
だからこれからは「自分の夢」の番なのかな。
そう思うと、旅立つ夢を見てしまったすばるくんを、大倉くんと一緒で、嫌いになれなかった。
むしろどこまでいってもブレないすばるくんがやっぱり好きだった。

そして、そんなすばるくんと同じくらい、6人が好きだった。
このすばるくんの思いを受け入れて、かつ関ジャニ∞を守ってくれた人たちがやっぱり好きだった。
一切飾らない、ありのままだけを並べて話してくれる等身大の彼らの言葉が好きだった。
私も受け入れられなかったけど、一番受け入れたくない顔をして隣にいたから少し救われた。
そんな彼らが受け入れるしかないと、腹を括ってすばるくんと一緒に座っていて安心した。
私なんかが見ていた時間は長くないし、もっともっと関ジャニ∞を見守って来た人からしたら、浅はかに思えるかもしれないけど、やっぱり一番カッコいいグループだと思った。
そしてなにより、これからもずっと笑っていて欲しいと思った。どうか、これからもくだらない事でゲラゲラ笑い転げる関ジャニ∞でいて欲しい。
どうなっても「関ジャニ∞」が彼らに大きなものをもたらしている事は変わらないから。
すばるくんにはこれから何をしたって、どこにいたって、関ジャニ∞であったことがアイデンティティーとして存在していくんだから。それは残された6人も同じだから。
だから7人がただただ笑ってくれればもうそれでいい。

今でも浮かぶのはタラレバばっかりだけど。それはもうたぶん一生だけど。
それでも最初で最後でも、関ジャニ∞渋谷すばるくんに会えてよかった。
自分の目で見れてよかった。あの時ライブに行けて良かった。
7人の関ジャニ∞を見ていてよかった。
知らない方が良かった、なんて思えないくらい最高なグループだし、知らない方が絶対後悔していた。
やっぱり、そう思います。

だから渋谷すばるくんに、そして関ジャニ∞に、
7人でいる「未来」を越える「今」が来ることを願っています。