君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

10年目の優馬担が今思うこと

中山優馬くん、24歳のお誕生日おめでとうございました。

ドラマ「バッテリー」で初めて優馬くんを見て、強烈な存在感に惹かれてから10年。
あのとき14歳の中学生だった優馬くんも、もう24歳。その10年間も、私は脇目も振らずに優馬担を続けていた。
10年って長いようであっという間で、でも一度も気持ちが途切れることがないまま一緒に歩いてこれた気がしている。
色んなことがあったけど、ひとつひとつ確実にこの世界に形を残していく優馬くんを応援することは楽しかった。優馬くんが着実に成長してることが手に取るように分かるのが嬉しかった。

でも少し。欲張りになってたのかもしれないなあと思って。
個人的な事なんですが、高校生までは現場に行かずにテレビやDVDでしか応援していなかったので、大学生になって関西に住むようになってから、行き始めた現場が楽しくて楽しくて。大学生になってから決まった現場は、ぜんぶ足を運んでいた。
それがすごくすごく特別なこと、すごくすごく恵まれていること、分かってたつもりだったし、忘れるわけないと思ってた。
だけど。いつからか現場に行くことが当たり前になって、行けない現場があることが考えられなくなっていた。
今回、SHOCKが1枚も当たらなかったことでそのことに気づきました。
現場に行けるって本当にありがたくて貴重なことなんだって改めて感じた10年目の始まりだった。
そんなわけで、2016年から心待ちにしていた「曇天に笑う」の完成披露試写会にも、優馬くんが憧れ続け、やっと出演の夢を叶えたSHOCKにもお呼ばれせず、なんとも言えない10年目の始まりを迎えてるわけなのですが。

いつもなら。前のわたしなら。
もしかしたらしょうがない、こういう時もあると踏ん切りを付けられたのかもしれない。
でも「曇天に笑う」も「SHOCK」も本当に楽しみにしてた仕事だから、何にも行けないと思ったら謎の倦怠感に襲われ、しかもSHOCKのチケットでさえ定価で取引されていないという環境を知り、さらにそれが新規の人達だと思われているような素振りもあって、なんだかもう「どうでもいい」と思い始めてしまったら最後でした。
あんなに行きたかったSHOCKなのに、何も見たくなくなってしまった。
急に馬鹿らしくなってしまった。
小さいことかもしれないし、その時の私の心が弱かっただけかもしれない。
でも公式に決められた価値をねじ曲げて交換や譲りに出されるチケットを見てると、行きたい人が行けない現実に疲れてしまったり、それに関してはSHOCK自体も、優馬くん自体も何も悪くないのにもうその事柄さえも嫌になってしまう。
しょうがない、ただ私に運がなかっただけ、そう割り切れたら楽なのに、どうしてもそう思えない自分がいて。
なんかもう、色々と疲れてしまった。
ほかの人から見たらそんな事でと思ってしまう事かもしれないけど。いや、だって私もビックリしたし、こんなにモチベーションが下がると思ってなかった。
そんな現実があることも嫌という程知っていたし、なんなら優馬くんの現場に行けない事には慣れていたはずだったから。
でも、そう思い始めたらもうどうしようもなかった。

正直に言うと、今もモチベーションは回復していません。
何も考えたくない。SHOCKにはもちろん行ってみたいけど、チケットを探すのが億劫でしょうがない。
曇天に笑うは試写会にはいけなくても、かろうじて映画は見れるので楽しみだけど、でもまだムビチケすら買ってない。
4月にあるオペラは、もはや義務のように申し込みをしたけど、東京まで行かなきゃいけないんだとかいろいろ考えると、心のどこかで当たったらどうしようと思う自分がいて。
そして実際にチケットが当たったときは、マジで当たっちゃった…とちょっと複雑だった。重い体を引きずってなんとかギリギリで振り込みをしたときはとんでもない虚無感があって、なんかもう悲しくなった。
もうここまでくるとどうしたらモチベーションが上がるのかすらわからない。完全に迷子です。
この状態に自分が一番びっくりしてる。
今まで10年間、優馬担をしていてこんなことなかったから。こんなに疲れたと思うことも、楽しくないと思うことも初めてだから。
同時に今までが恵まれていたんだなって。10年間ずっと楽しませてくれた優馬くんってすごいなって、もうようくわからないこと考え始めたりして(苦笑)
この10年間ずっと変わらないテンションで好きだったし、なんなら年々優馬くんのこと好きだなって思えていた。
でもたぶん今、ずっと同じ場所で立ち止まっている。優馬担をしていて初めて、前が見えなくて戸惑っている。
こんなことってあるんだなって。こんな未来ぜんっぜん想像してなかったな、ってちょっと呆然としてるなう。
今までがめちゃくちゃ楽しいヲタクライフを送れていた分、こんなスピードで急に何もかも楽しくなくなったら、もはや怖いよ。

でもね。これからどうしようか考えたとき。
10年もね、優馬担してたらさ、もはやアイデンティティーになってしまってるわけですよ。優馬くんを応援することは私を構成する一部になっちゃってるわけですよ。
そりゃ10年も続けりゃそうなるよね。
だからね、怖いんですよ。そのアイデンティティーを失うことが。
優馬くんを応援しない自分って想像ができない。こんなに疲れてるしめんどくさいとも思ってるのに、優馬くんがいない生活が考えられない。
でも今優馬くんをみても何も思わない。もうね、延々ループですよ。何にも解決しない。
ただこうやって考えてみると、私にとって優馬くんって相当大きい存在なんだなって。なんかもうたぶん好きすぎて、好きだってことを忘れている。
好きなことが当たり前すぎてどこか好きとか何が好きとかすっ飛ばしていて、もはや好きとか嫌いとかいう次元じゃない。
だからね、何が悲しいって今こんな状態になっているのが優馬くんのせいじゃないっていうことが一番悲しい。
優馬くん自体に何か嫌なところがあったわけでもない。スキャンダルがあったわけでも、逮捕されたわけでもない、なんの問題もない。
ただ自分の問題で嫌になってるだけなのに、いつもなら大したことない、しょーもないって笑い飛ばせてることかもしれないのに。
今だって優馬くんは世界で一番カッコいいし、宇宙で一番素敵だと思ってる。
なのに、どうしてもあがらないモチベーションと自分にイライラしたりして。
何をどうしたらいいのか、どうすれば一番いいのか何も見つけられなくて、もはや優馬くん自体に興味がなくなったら楽なのにっていうたぶん究極のところにたどり着いたりして。
ええ、きっと今優馬担の中で一番精神状態がよくないのは私です(笑)
なんでこうなってるのか自分でもよくわからない。自分でも自分のことがわかりません。
もうわからな過ぎて、えーい!考えるのやーめた!って逃げてるのが今の状況です。
いやいやヲタクなんてたかが趣味だしと思う自分と、いいやされど趣味だしヲタクの10年舐めんなよって思う自分が交互にいます。
からの優馬くんに会えばなにか分かるかな、現場に行けば戻れるかもしれない、いやそもそもチケットないやーん!を永遠に繰り返しています。一人コント。

ここからは完全に余談なんだけど、自分でも怖いのがさ、ヲタクしぶといなって思うのがさ、そんな中でも違う趣味を見つけちゃうことで。
ただいまヲタクに疲れていたところを笑わせてくれた、若手芸人にドハマりしてよしもと漫才劇場に通い詰めてます。ちなみにミキっていうコンビです。
怖い。めっっっっっちゃ怖ない????自分のしぶとさとしたたかさに、もはや笑ってしまう。
でも何も考えたくない、しんどいなーって思ってた時に何も考えずに笑える時間があるのってめちゃくちゃ落ち着くねん…。
そっから芋づる方式で好きな芸人さんが増えて、気づいたら手元にチケットがあるんです…。
トット、和牛、アキナ、アインシュタインさや香霜降り明星銀シャリ…気づいたら動画サイトで勝手にネタ再生しだしてるんです。
そして好きになる人たちみんな見事に大阪の芸人だから、生で見たいと思ったらサクッと劇場に行けることを知ったらもう最後なんです。
こういう自分のミーハーさと無駄に行動派なところもっと違うところで活かせたらいいのになって本気で思ってる。
気づいたら少クラの毎週録画を辞め、Mステの毎週録画も辞め、バツウケテイナーを録画しはじめ、M-1の敗者復活と本戦を毎日の様に見返す日々なんです。年末なんてネタ見せ番組とバラエティーが死ぬほどいっぱいあってHDDパンパンだった。
今年何年かぶりにクリスマス前のMステも、紅白歌合戦も見なかった。なんならジャニーズカウントダウンもほとんど見なかった。いや〜見なくても生きていけるもんだなあってこういう時に気づくよね。

まあこんな感じで、今はこうやって違うことに労力を使う生活を送ってるわけなんですけども。これが一番楽しい。
何も考えたくないし、考えても答えが出ないし、時間が解決することもあるかもしれないなってぼんやり考えてたりします。
もしかしたら3日後にはケロっと優馬担してるかもしれないし、結局距離を置く事になるかもしれない。
なんであんなしょーもないことで悩んでたんだろうって我に返るかもしれないし、芸人の方が面白い!!!!ってなるかもしれない。
もうそれは神のみぞ知るです。ただひとつ言えるのはSHOCKだけはいかないと絶対後悔するぞ、っていう気持ちだけはある。
一緒にずっと優馬くんを見守ってきた母には帝国劇場でライバル役する優馬くんを見せてあげたい気持ちだけはめっちゃある。
だから億劫な気持ち振り切ってチケット探すこともあるかもしれない。これだけは義務だと思い込んで、考えるな燃えろ!って腰をあげるかもしれない。
きっとそうやって頑張って探して、SHOCKの優馬くんを見たら、すぐに正気に戻ると思う。それは分かってんねん。
それが一番の近道ってことはなんとなくわかってんねん。それでやっぱり優馬くんやな~!でチャンチャンのオチが一番手っ取り早いことは分かってんねん。
ただ……!!!!!チケットを探すのがめんどくさい!!この葛藤と闘わなければならない!!
でもまだ曇天なら希望があるかもしれない。片っ端から応募したらひとつだけでも当たらないかな…それで福士くんと並んでる優馬くんみたら一発で幸せになんねん。分かってんねん。
ただ……!!!!!当たる確率が低い!!私は今年末吉を引いた!!
だからもうどうなるかわかりません。もうそれでいいかなって思ってる。
どうにかなる。どうにでもなれ。そんな感じです。
SHOCKのチケット空から降ってこないかなァ~~~。
曇天の試写会のチケット住所間違えて送られてこないかなァ~~~。
そんな感じです。

ヲタクなんて本気でするもんじゃないなーってこうなって改めてめっちゃ思います。これを機にいい距離感とか、自分の気持ちに蹴りを付ける方法とかを見つけたいなとも思う。
そういう意味ではいい機会なのかもしれません。
まあ、どう転がっても優馬くんのことは大好きです。細々と続けることになっても、距離を置いて若手芸人の沼にズブズブハマることになっても、どうなっても優馬くんのことが好きな気持ちは変わりません。
もういまはそれだけで十分。私が辞めようが続けようが、優馬くんは立派にライバルをやり遂げるだろうし、これからもドラマや映画や舞台で活躍するだろう。それが私の大好きな優馬くんだし。
とにかくどうなっても、優馬くんにはキラキラしてまぶしい未来が待ってることだけは願い続けます。
ついでに私も。
ちゃっかり優馬担やり続けて、このブログ読み返したときこんなことあったわーって笑い話に出来てることを願います。