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君の名は希望

どんな時も君がいることを信じてまっすぐ歩いて行こう

姫路文学館の中原淳一展に行ってきました

先日、姫路文学館で12月4日まで開催されている、中原淳一展に行ってきました。
姫路城に向かって歩くと辿り着くのですが、段々近づいてくると真っ白い姫路城と秋空のコントラストが壮大で、眺めながら思わずゆっくり歩いてしまいました。
あと姫路城の近くは忍者がいっぱいいたり、人力車が走っていたりと風情があって、着く前から楽しい気持ちに。
ちなみに姫路文学館の屋上からも姫路城が見れて、それもすごく綺麗でした。
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そして姫路文学館に着いてから、まず見えたのは。
中原淳一さんの描いた美しい女性。f:id:sea813:20161026020731j:plain
思わずこれを思い出しますよね。
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それから、こんなものも。
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入る前から中原淳一さんの描いた女性に迎えられます。



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中の展示会では、中原淳一さんの生い立ちを辿れたり、実際に中原淳一さんがデッサンした洋服のデザインや、それを着た美しい女性たちの下書きがありました。鉛筆で描かれた灰色の線は、柔らかく優しいタッチで女性の丸みを帯びたラインや、可愛らしい洋服を型どっていました。
色味のない下書きなのに、まるで色鮮やかに彩られたような女性の立ち姿に思わずため息。
さらには、実際に発刊されていた「少女の友」や「ジュニアそれいゆ」なども展示されていて、少し古くなった表紙に、今でも色褪せない中原淳一さんの描く女性が自信に満ちた顔で載っていました。
そして実際の雑誌に掲載されていた記事なども展示され、絵だけじゃなく中原淳一さんが推奨する「美しく生きるため」のススメもびっしり。
それはひとつひとつがすごく生活に寄り添ったものばかりで、贅沢をする「美しさ」ではなく、今あるものを活かし工夫していく「美しさ」が提案されていました。

本当にずっと「美しく生きること」を提案し続け、
自らにもそれを課してきた人なんだなと改めて思いました。
戦後という何も無い焼け野原にいた女性にとっては、難しいことだったのかもしれない。
「美しさ」を求めるには酷な時代だったのかもしれない。
それでも。だからこそ、美しくあるべきだと唱え続けた淳一先生の作品にはどれも夢がありました。
そしてそれを実現するための、リアリティもあった。
このバランスが女性たちにとって、希望となっていたのだと思います。

優馬くんが中原淳一さんを演じるまで、彼のことは何も知りませんでした。
むしろ優馬くんを通して、彼の信念や、生き方を初めて知りました。
でも「それいゆ」の舞台を観劇してから見る、中原淳一さんの作品は、先生の想いが伝わってくるように思えて。
優馬くんを通して知った、彼の想いを想像しながら見ると、とてつもなく愛しく思えて。
彼のことを何も知らないし、彼の生きていた時代に私は生まれてもないから、私にとって「中原淳一」は「それいゆ」でみたのがすべてで。
あれが私の知る「中原淳一」だけど。
でもそれでも、デッサン画や下書きを見たら、一生懸命机に向かってペンを動かして、何度も消しては描いてを繰り返す先生が見える気がして。そしたら、ものすごく淳一先生に会いたくなりました。
だから最後はちょっと切なくなって、寂しくなりながら、展示場を出ました。

そして出口のあたりには、中原淳一さんのグッズが販売されていて。
さっき見た絵を思い出しながらグッズを見て回ると、あれも可愛い!これも欲しい!ああどうしよう!とまるで、雑貨屋「ひまわり」を訪れる女子学生のような気持ちになりました。
そして私も舞子のように自分で働いたお金で、迷いながら悩みながらなんとか選んで、グッズを買いました。
きっと今も昔も、こういう喜びは変わらないのだろうなと手に入れたものを眺めながら思っていました。
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その喜びを抱えながら外に出ると、もう既に夕方で。オレンジに染まる姫路城はさっきと変わらないはずなのに、少し寂しく見えて、またさっきの寂しさを思い出してしまいました。
そして、結局淳一先生に会いたくなった。

それから数日後。
舞台「それいゆ」の再演が決まりました。
本当にビックリした。
あれから家に持ち帰ったグッズを眺めては、淳一先生に会いたくなっていた矢先だったから。
本当に会えるんだと思うとすごく嬉しかった。
大げさかもしれないし、ポエマーみたいなこと言うけど、
淳一先生が会いに来てくれたんだと思いました。
「やあ。いらっしゃい。」って。
そんなことを思うくらい、その日は1日中浮かれていました。


こんなに早い再演があるなんて思わなかった。
こんなに早く会えるなんて思わなかった。
新聞の記事には、大反響だの人気舞台だの、再演希望が殺到したなど、嬉しい文字が踊っていて。
これで再演したいと強く言っていた優馬くんの思いも、昇華されたんだなと思うと、いろんなところにメールや手紙を認めた優馬担も報われたなーとホッとした。
やっぱり本当にこうやって形になると嬉しい。

また4月に淳一先生に会える。
あのひまわりのようにまっすぐ前向きに生きるそれいゆの人たちに会える。
優馬くんにとっての初めての再演。
私たちにとっても初めての再演の舞台観劇。
一緒に「初めて」を経験できることを楽しみにしています。
また泣いちゃうんだろうなあ。
淳一先生の言葉を聞いて、動く姿を見て、会えた喜びに感動するんだろうなあ。
今からそんな自分が、目に見えます。
前回とは違った淳一先生に。前回よりもパワーアップしたカンパニーに。会えることを楽しみに4月を待ちます。
そして私自身も、あの時とは少し違った自分で淳一先生に会えたらいいなあと思っています。
それまで、このブログに書き残したそれいゆを読んで備えます。
本当に楽しみだー!!!!


sea813.hatenablog.com
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