君の名は希望

優馬くんの名前は希望と今 知った

今を見つめられるファンになりたい

2016年が始まって半年近くが経とうとしている。
そしてもうすぐ、優馬くんの誕生日に発表された主演舞台の幕が上がる。
それが終わればすぐに、主演映画の公開も控えている。
ありがたいことだ。今年も優馬くんに仕事がある。
どれも主演と謳われるもので、少し緊張もするけど、楽しみの方が大きい。
すぐ近くにこんなに楽しいことが控えていると、こんなにも毎日明るくなるのかと思うし、待ち遠しく思いながら過ごす日々は幸せだ。
さらには、今年の終わりにもすでに仕事が決まっている。
私がいつか優馬くんに!と望んでいたミュージカルだ。しかも優馬くんが師匠と慕う屋良くんとのW主演。
初ミュージカルにして主演という重圧は、屋良くんがいることで和らぐのではないかととても心強くて、嬉しくて嬉しくて、今から年の瀬が楽しみでたまらなかった。

こうやって優馬くんの今年のお仕事が、こんなに先まで決まっていることは嬉しいし、ありがたいし、傍から見れば順調そのものかもしれない。
贅沢だ、と言われればそれまでだけど。
不満があるなんて思ってもいないけど。
満足してるわけでもなくて。
私はどこかで、まだまだだ、と思っていた。
まだまだ優馬くんを知らない人はたくさんいる。
舞台や映画の仕事はあっても、テレビの露出がまったくと言っていいほどない優馬くんにどこかもどかしく思う気持もあって。
最新シングルを出してからもうすぐ1年が経とうとしている。ファーストライブからも、もう1年が経った。
優馬くんを取り巻く環境は決して楽とは言えない。
優馬くんに対して、もっと貪欲にこうして欲しい、こうなって欲しいと思うことだってある。
舞台だけじゃなくて、テレビにも出て欲しい、歌もダンスも続けて欲しい、欲張りかもしれないけど、アイドルとしていろんなことに挑戦する優馬くんが見たい。

たまに、こういう焦りのようなもどかしさのような気持ちに支配される時がある。
何も急ぐことでもないのに、優馬くんはとてもありがたい環境に置かれているのに。
気持ちだけが先走って、理想にばかり目がくらんで。今の優馬くんじゃ、今のままじゃ、って「今」の優馬くんを見つめることを忘れてしまう。
未来のこうあって欲しい優馬くんばかり求めて、いちばん大切な今この瞬間の優馬くんを、目の前にいる優馬くんをないがしろにしてしまう。今の優馬くんには二度と会えないって分かってるはずなのに。
イヤなファンだなあ。焦りやもどかしさに支配される度に、そう思う。
今の優馬くんを認められないなんて、いちばんダメだ。
でもこういうダメな私を引き上げてくれるのも、また優馬くんだ。

今回はクロスハートの詳細が発表されたから。
私が想像していたよりももっと、大きくて豪華な舞台だった。
優馬くんの記念すべき初ミュージカルは、1ヶ月以上あるプレゾン並のものだった。
正直とても驚いた。屋良くんがいるだけでも十分だったのに、思ったよりもすごいキャストの方たちとの共演だった。
純粋にワクワクした。早くこの舞台に立つ優馬くんを見たいと強く思った。 
この華やかで大きなミュージカルで主演を飾る優馬くんにもっと期待したいと思った。
そうだ、優馬くんは今からこんなに大きい仕事を成し遂げるんだ。何も焦ることなんてない。
こうやっていつも、ダメな私を引き上げて、今の優馬くんを見なければ、と思わせてくれのは他の誰もでもない、優馬くん本人なのだ。
今回もまた優馬くんに引き上げられた。

優馬くんと同世代の仲間達が、大きくなり、あっという間にすごいスピードで駆け抜けていく。Hey! Say! JUMPSexy ZoneジャニーズWEST、いつも手を取り合って同じものを目指しながら階段を登る彼らは眩しくて、キラキラしていて、見るたびにグループっていいなと羨ましい気持ちになる。と同時に、優馬くんも同世代として、1人でも彼らに並べるように、グループ分の輝きを放てるようになって欲しいと願っている。それが故に、同世代がどんどん階段を登るたびに焦ったりモヤモヤしたりする時もある。
そんな時に優馬くんを見ると、自分のモヤモヤがスッと消えていくのだ。優馬くんはきっともうそんな次元にいないのだろうなと思わされる。もちろん人間だからモヤモヤしたり焦ったりもあるだろうけど、そんなものに支配されたりはしないんだろうなあと思わされる。
改めて私が好きになった人は、強い人だなと思うのだ。
だって私が見る優馬くんは、いつだって目の前のこととまっすぐに向き合って全力で今を生きているから。
その姿を見る度に、私もそうでありたいと思うのだ。私も今の優馬くんと向き合いたい、今この瞬間の優馬くんを感じたい。人と比べるのではなく優馬くんだけを見ていたい。そう思う。
いつだって優馬くんが強いから。ファンである私も、そういう欲に支配されない強いファンでありたい。
優馬くんに見合ったファンでありたい。そう、強く思う。

またきっと、焦りだったりモヤモヤした思いを抱くこともあるだろう。
ソロで活動する優馬くんにとっては時間がかかる、難しいこともあるかもしれない。
でもきっと。私が翳りを感じても、優馬くんが雲間から新しい光で照らしてくれる。
それは優しい光だったり、柔らかい光だったり、まぶしい光だったり、強い光だったり。
その繰り返しでずっと、今この瞬間の優馬くんを見つめていけたらいいなあ。
未来が不安で今が見えないんじゃなくて、未来が分からないからこそ、今ここから未来が変わるかもしれないからこそ、今しかない優馬くんを見つめていけたら。
そしたらいつの間にか、私が望んでいた未来がやってくるかもしれない。もし違っていたとしても。ちゃんと向き合っていた優馬くんを見ていたら、受け入れられるかもしれない。

もうすぐ、主演舞台それいゆの幕が上がる。今とても優馬くんに会うのが楽しみだ。中原淳一さんとして生きる優馬くんは、どうだろう。
この目でしっかり見つめて、優馬くんが全力で向き合った中原淳一さんに私も向き合いたいと思う。
これが終わったとき、また大きくなった優馬くんに会えたらいいな。1歩でも階段を上がれたらいいな。
今はそんな足元の目標で十分な気がする。
ゆっくりそれを積み重ねて、いつか大輪の花になれば。
遠い未来の話かもしれないし、もしかしたらすぐそこまで来てるのかもしれない。
そんなワクワクとともに、この瞬間の優馬くんを応援できることが幸せだと今は思える。
  
これからは2016年の予定が先まで埋まっていることに感謝して、ひとつも見逃さないように。無駄にしないように。
大事に大事に、追いかけられるように。
ちゃんと「今」から目をそらさずいられるように。
そうやって私も優馬くんみたいに強くなりたい。
すぐに迷ったり、不安になったり、自信をなくしたり、後ろ向きになる私だけど。
少しでも近づきたい。
だからここにこうして、書かせてください。
誓わせてください。
今の優馬くんを全力で応援できるファンになります。
そしてまた迷ったとき、焦ったときに、読み返して何度でも「今」を見つめられるように。
ここに残しておきます。